2025年11月3日(月・祝)、日本歯科衛生学会 第20回学術大会のシンポジウムにて、(公社)日本歯科医師会 高橋英登会長の後、今が旬の先生方がご登壇されました。
まず、(公社)東京都豊島区歯科医師会 高田靖会長からは、ICTを活用した歯科衛生士業務の効率化と多職種連携について講話がありました。在宅における多職種連携には、欠かせないツールとなるICTを活用しつつ、訪問診療を受信される患者さんを取り巻く医療従事者と歯科医師、歯科衛生士の関係構築にご尽力される様子が伝わる講話でありました。

次に、歯科衛生士の知っておきたい労働法について、青山社会保険労務士事務所、代表 青山奈知先生より、勤務時間、休憩時間、雇用保険についての知識の確認がありました。歯科衛生士の求人倍率は増加傾向であるが、離職率も高く、この原因に労働に関する知識が雇用者側、雇用される側の双方に情報共有ができていないことがあるのではないか。歯科衛生士は雇用される側であることが多いですが、労働条件の正しい知識を持ち、その条件下のもと勤務出ると気持ちよく働くことができるのではないかと期待しております。

最後に、歯科衛生士とSNSという演題にて、AtoE代表の竹ノ内茜先生からの歯科衛生士として繋がろうよ!!というメッセージがありました。実は記事を書いている筆者の50代である私は、恥ずかしながら竹ノ内茜先生を存じ上げておりませんでした・・・すみません。後輩の今年入職2年目の歯科衛生士から、竹ノ内茜先生のことを教えてもらいました。「歯科衛生士学校の学生の間では知らない人はいません。」そして「国家試験対策も茜です!!」と聞きました。
20分程度のシンポジウム講話でしたが、わかりやすい!!というのが感想でした。学生さんがYouTube動画で茜先生を視聴される気持ちが理解できました。日本歯科衛生士連盟は、組織力を上げるためにも今後欠かせないツールとなるため、SNSの発信が課題であると考えております。

二日間、日衛学会に参加し久しぶりに会えた認定研修でご一緒した歯科衛生士の仲間たち、全国各地でお世話になっていた理事の方々、たくさんの方々との出会いがありました。そしてまた明日から頑張る活力をお会いした一人一人の方から頂きました。また来年、埼玉で会えることを楽しみに1年頑張りましょう!!